機動戦士ガンダムSEED Destiny
c 創通エージェンシー・サンライズ・毎日放送
注意)本編とは会話の内容などが一部異なっています。
人物紹介5
カガリ・ユラ・アスハ
オーブ首長国代表。
キラと双子の兄弟でもある。
シンに怨まれている。
前回のあらすじ・・・
ユニウス落下阻止作戦を実行するザフト軍だったが、2つに割る程度が限界で結局地球へ落ちてゆく。それでもあきらめないミネルバは陽電子砲を撃ちながら共に地球へ降下する。シンとアスランは戦闘が長引いたためミネルバに戻ることができず、単機で大気圏に突入してしまうのだった。
ミネルバの陽電子砲でユニウスセブンの一部が崩壊。しかし、それでもまだ大きすぎます。
「突入角度調整・・・(略)」
大気圏突入に備えてインパルスのシステムを調整するシン。
「やばいやばい、マジでやばい!マジヤバ!」
しかしアスランが乗っているのはザク。
大気圏突入能力はない(と思う)ので、徐々に機体が摩擦熱で燃えていきます。
ミネルバの陽電子砲で破砕作業はうまくいったものの、地球には多くの破片が落下。
「あなたの夢を見てた〜♪」
ラクスの歌をバックに、崩壊してゆく世界。
ファントムペイン3兄弟も落下の様子を見つめる。
「死ぬの?皆死ぬの・・・?」
胸に目がいってしまうのは仕方のないことです。
「いつか緑の朝に〜♪」
歌は2番に突入。尚も吹き飛んでゆく地上。悲惨です。
「正直もうだめだと思う」
アスランは生きてました。
しかしザクのブースターはもう使い物にならず、地上へ真っ逆さまに落ちていきます。
「アスランさん、アスランさん!大丈夫ですか!今行きますから待っててください!」
「シン、君か!だがいくらインパルスのスラスターでも、2機分は無理だ!」
「そうですか、じゃあ先に戻りますので、アスランさんもご無事で!」
「えっ!?ちょっと待て!やっぱ助けて!お願い!」
「1/60インパルス買ってくれるなら、助けに行きますよ」
「わかった!買うよ!人気投票でもお前に投票してやる!だからとりあえず助けてくれ!!」
「冗談ですよ、冗談」
「・・・・・」
危ないところをシンに発見され、なんとか助かりました。
無事に戻ってこれたアスラン。
「アスランさ」
「どけ!」
待ち構えていたルナマリアをどついて駆け寄るカガリ。なんかもう必死です。
「勝手に出てすまなかった・・・」
「いや、私はむしろ、お前が出てよかったと思ってる」
「本当にとんでもないことになったが・・・ミネルバやイザーク達のおかげで、被害は格段に小さくなった」
(・・・・・・・)
カガリの発言に、苛立ちを隠せないシン。
「やめろよこのバカ!お前だってブリッジにいたから分かるだろ!」
「えぇっ!?」
ユニウスセブンが落下したのは、自然現象ではなく、人為的にやられたものです。
「あれを落としたのは、コーディネーターさ!」
ユニウスセブンはかつて地球軍に核を打ち込まれ、崩壊したプラント。
それで家族を失った人々の一部が、今回の事件を引き起こしました。
一部の人がやった事でもコーディネーター全体が怨まれる可能性があるのです。
デュランダル議長は、大きなダメージを受けた地球に支援物資を送る。
射撃訓練をするミネルバのクルー。
「あっ 一緒にやります?」
「いやぁ俺は・・・」
それを見ていたアスランを、ルナマリアが誘います。
「本当は私達、あなたのことよく知ってるわ。元おいなり仮面隊所属、戦争の中盤では最強と言われたストライクを倒し、後半は特務隊フェイス所属・ジャスティスのパイロットのアスラン・ザラでしょ」
アスランマニア:ルナマリア・ホーク
(うわ・・・・)
引き気味のアスラン。
「お手本。実は私、あんまりうまくないんです」
「・・・わかったよ」
「あっ」
シンもやってきました。
アスランは元エリート。ものすごい速さと正確さで的を打ち抜いていく。
「うわぁ、同じ銃で撃ってるとは思えな〜い」
その場にいた全員を驚愕させます。
「まぁ、こんなことできても意味無いけどな」
謙虚です。
「ミネルバはオーブに向かうそうです。あなたも戻るんですか?オーブに」
「ああ」
「なんでです?」
「そこで何をしてるんです?あなたは」
「居酒屋」
「いや、職業じゃなくってですね」
「嵐が来るのですね・・・」
「天気予報だとね・・・」
キラ達も不安な表情で荒れる海を眺めていた。
続く・・・
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